LabChip GXII Touch HTタンパク質特性評価システム

LabChip GXII Touchは、サンプル解析を簡素化します

ユーザーフレンドリーな操作:

• サンプルプレートとチップをロード
• サンプルを選択（1回のランで最大384サンプル）
• アッセイタイプを選択
• 『Run』をタッチして開始
• データは自動的にネットワークやLIMSにエクスポート可能

リアルタイムでランを確認:

• 最短42秒でサンプル析
• サンプルの泳動中にエレクトロフェログラムをリアルタイムで表示
• 取得データを重ねてサンプルプロファイルを比較
• 様々なランタイム解析機能の注釈を選択

データをリアルタイムで確認または後の解析のためにエクスポート:

• 表示形式はエレクトロフェログラム、バーチャルゲル、データテーブルから選択（Figure 1）
• 保存済みプレートを複数呼び出してレビューや比較解析
• 主要属性にフィルターをかけてデータマイニング
• 予想されるピークをハイライト
• FDA 21 CFR Part 11に対応したソフトウェアで関連するユーザーアクセスおよびデータ履歴パラメータを管理

タンパク質および核酸の特性評価のための簡単なセットアップ

LabChip GXII Touchタンパク質特性評価システムの操作コントロールは、ユーザーがわずか3つの簡単なステップで設定とランを行えるよう設計されています。テンプレートは、オペレーター制御機能とともにインポートすることもできます。ランテンプレートには、ウェルの選択、サンプル名、ピークテーブルなどを含めることができ、操作性が向上します。データはネットワークやLIMSディレクトリに自動エクスポートされ、その後の解析に利用できます。すべての装置には、現在のデータや保存済みデータの解析が可能なレビュー用ソフトウェアが標準で付属しています。

品質設計（Quality by Design）をワークフローに統合しやすい設計

LabChip GXII Touchタンパク質特性評価システムは、バイオ医薬品およびゲノム解析のワークフロー全体において、迅速な定量と品質管理を可能にします。たとえば、特性評価プロセスを自動化することで、多くの重要な品質属性を迅速に取得することが可能になります。研究者は、プロセスの初期段階で最適なタンパク質特性をスクリーニングし、品質設計（Quality by Design）イニシアチブをバイオ治療薬の開発ワークフローに統合することが可能です。

LabChip GXII Touchタンパク質特性評価システムにはFDA 21 CFR Part 11に対応したソフトウェアが利用可能

LabChip GXII TouchおよびReviewerソフトウェアにはFDA 21 CFR Part 11規制をサポートするために特別に設計された技術的コントロールおよび機能が内蔵されています。これらの機能には、共有ユーザーアカウントデータベース、アクセス制御、デバイスチェック、ランステップの強制的な順序付け、監査証跡、記録のコピー、記録の保存、システム文書化、および電子署名の制御が含まれます。

お客様のコンプライアンス計画を支援するために、LabChip GxP Security Softwareが利用可能です。このソフトウェアを使用することで、LabChip GXII Touchタンパク質特性解析システムをCFR21 Part 11準拠および検証に対応した環境で運用することができます（図2）。これには、アクセスセキュリティ、データセキュリティと検証、そして完全な監査ログ機能が含まれています。

LabChip CE: その仕組みは？

LabChip CEは小型のマイクロフルイディックチップ上で行われます。解析前に、チップの個別のウェルに試薬をロードします。これらのウェルは、クオーツ製のマイクロフルイディックチップに刻まれた人間の髪の毛の太さ程度の微小チャネルに接続されています。チップをLabChip GXII Touchタンパク質特性評価システムにロードすると、チップのウェルが白金電極と接触し、電圧と電流制御が提供されます。装置はマイクロタイタープレートを直接チップのキャピラリー『シッパー』の下に移動し、約150 nLのサンプルがチップに吸引されます。サンプルの染色および脱染はプラットフォーム上で自動的に実行されます。個々のサンプル解析物は電気泳動的に分離され、チップのキャピラリー内でレーザー誘導蛍光によってバンドが検出されます。各バンドのサイズおよび濃度は、ラダーおよび内部マーカーを使用して決定されます。サンプル間でシッパーをすすぐことでクロスコンタミネーションを最小化します。